下半身痩せの方法（食事）

　下半身痩せの実践方法の2つ目は、食事についてです。下半身痩せは血流の改善ですから、血液の流れがよくなる食事を心がけたいものです。ここでは、血液の流れを良くして冷えを改善する食事について説明しましょう。

　まずは当たり前のことですが、冷たい食べ物や飲物は、できるだけ避けましょう。それだけでも体温を下げますし、体への負担も大きいのです。たまに冷たいアイスクリームくらいならOKですが、毎日、冷蔵庫で冷やした水やお茶を飲むのは考え物です。


　次に、たんぱく質の多い食事をしましょう。これはたんぱく質を消化するときに熱を発生するからです。たんぱく質を消化するためには、炭水化物や脂肪よりも、胃は多く活動します。また、分解したアミノ酸は余っても貯蔵できないので、肝臓で排泄できる形に分解されます。このときも熱を発生します。このように多くの熱を生み出すことによって冷えを改善できるのです。


　また、よく知られているように、コショウや唐辛子などのスパイスも、褐色脂肪細胞を刺激して熱を発生させることが知られています。褐色脂肪細胞は、通常の脂肪細胞よりもミトコンドリアを多く含み、文字通り褐色をした熱を生み出す脂肪細胞です。首の周辺に多くあって、そこを通る太い血管を流れる血液も温まるので、体全体が温まります。冬にマフラーを巻くだけで体が温まるのと同じ原理です。


　スパイスは、冷え対策に効果的な食品です。どんな料理にも入れられるので、食事を選ぶ必要がありません。ただ、辛いのがダメという人には、摂るのが難しいかもしれませんね。酢をくわえて酸味をつけることによって、辛味を抑える効果がありますから、試してみてはどうでしょうか。また、最近は辛さを抑えた唐辛子も売られているようです。