下半身太りとは

　下半身太りは、肥満とは異なる現象です。そのことを、まずはきちんと押さえておきましょう。もちろん、肥満の人が下半身太りの場合もありますし、そのケースが多いことも事実です。しかし、下半身太りと肥満の違いをはっきりさせておかないと、無駄な努力を繰り返すことにもなりかねません。

　下半身太りというのは、体全体のバランスがとれておらず、下半身が上半身に比べて太っている状態を指します。上半身も肥満で、下半身はそれ以上に肥満というのも、下半身太りです。この場合、肥満＋下半身太りという状態といえます。


　一方で、上半身は普通なのに、下半身だけが大きく太ってて、まるでひょうたんのような体型の人がいます。こういう状態は、典型的な下半身太りと言えるでしょう。特に顔がほっそりと面長な人が下半身太りの場合、上半身との違いが顕著なようです。


　繰り返しますが、下半身太りと肥満は別のものです。下半身太りには、肥満とは異なる原因があります。ですから、当然その対処方法も異なります。それを知らずに一所懸命に痩せる努力をしても、痩せるのは上半身ばかりで、ますますアンバランスが強調されるという結果になるだけです。


　下半身太りには、それ相応の対処方法が必要です。単なるダイエットではなく、下半身太りという異常な状態を解消するための方法です。そのことを、これからお話ししていきましょう。